【BMW 225xe アクティブツアラー 試乗】シッカリ者のママがいるファミリーにオススメ…まるも亜希子

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BMW 225xe アクティブツアラー
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BMWとして初めてのFF車、として登場した『2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー』は、室内空間に広さや使い勝手の良さを求めるファミリーに向けたモデル。FFを選択したのも、スペース効率を突き詰めた結果だ。

そこに加わった新しい選択肢が、プラグインハイブリッドとなる『225xe』。こちらは1.5リットル直3ターボに、後輪を駆動するモーターを組み合わせた4WD車となる。

リチウムイオンバッテリーが後席と荷室の下に搭載されており、荷室容量は通常モデルよりもやや小さくなってしまうものの、もともとが4人分のスーツケース+ベビーカーを積んでも余裕の容量だから、まったく不満なく使えそうだ。

走行モードはMAX eDRIVE(EVモード)と、ガソリンとモーターを効率良く使って走るAUTO eDRIVE、そしてバッテリーを使わずに走るSAVEの3つから選べる。

最大で42.4kmまで走れるというEVモードを試すと、とても重厚感があって力強い印象。低速では乗り心地がゴツゴツしているのが気になるが、速度が上がるにつれて落ち着いてくる。

そしてAUTOにすると、重厚感の中に少し軽やかさも顔を出し、重たいバッテリーの存在を忘れてキビキビと走ることができる。システムトータルの最高出力は224ps/385Nmで、2.0リットルガソリンターボよりもトルクが太いため、低速~中速域で繰り返し加速・減速を繰り返すシーンで頼もしく、運転がスムーズだ。

自宅に充電設備が整い、毎日コマメに充電が可能な環境であれば、そうした市街地での走行がガソリンモデルよりも快適かつ経済的になりそう。逆に、面倒くさがり屋さんには猫に小判。シッカリ者のママがいるファミリーにオススメしたいPHVだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo)』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。 現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2005-2012等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ 『運転席DEナマトーク!』他アップ中。

《まるも亜希子》

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