あら不思議、コルクを抜かずにワインをグラスに注ぐことができる。まるで手品のよう。それを可能にしているのが「コラヴァン」という器具だ。米国企業が開発したもので、11月から輸入雑貨を扱うシナジートレーディング(本社・大阪市)が販売を開始する。
使い方はいたって簡単で、コラヴァンについているニードルをコルクに突き通し、トリガーを押してワインボトルを傾けるだけ。するとワインが出てくるのだ。なんでも、窒素の圧力を利用してワインを押し出しているそうだ。
そして、ニードルを抜くと、コルクは自然と穴をふさぎ、ワインが酸化するのを防ぐことができるという。したがって、残ったワインを別の日に飲むことができるわけだ。価格は3万8000~6万8000円で、窒素ボトルが2本で3600円と決して安くない。
「ビンテージワインを楽しむ人にとっては非常にいいものだと思います。デパートを中心に置いてもらおうと考えています」と同社関係者は話していた。