全日本空輸(ANA)は、10月の国際線貨物での「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を9月と同額にすると発表した。
一方、日本航空(JAL)は10月から国際線貨物の燃油サーチャージをゼロにする。
ANAグループでは、燃油サーチャージを適用開始月2カ月前、1カ月間の航空燃油市場価格の平均に基づいて見直している。
今回、8月の航空燃料市場価格の平均が1バレル当たり53.68ドルとなったことから10月1日からの燃油サーチャージを現在適用している額と同じにする。長距離路線(日本=北米・欧州・中東など)が1kg当たり29円、遠距離アジア(日本=シンガポール・タイ・インドネシアなど)が27円、近距離アジア(日本=韓国・中国・フィリピンなど)が23円となる。
ANAでは航空燃料市場価格の平均が35ドルを下回るとゼロとなる。