【パリモーターショー16】BMW 3 シリーズ GT に改良新型、表情変化

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BMW 3シリーズ グランツーリスモ 改良新型
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ドイツの高級車メーカー、BMWは9月12日、フランスで9月29日に開幕するパリモーターショー16において、改良新型『3シリーズ グランツーリスモ』を初公開すると発表した。

3シリーズ グランツーリスモはBMWの主力車種、『3シリーズ』の派生車種。BMWはすでに、『5シリーズ』ベースの派生車種(正確には先代『7シリーズ』がベース)として、『5シリーズ グランツーリスモ』を用意。これと同様のコンセプトで登場したのが、3シリーズ グランツーリスモ。

3シリーズ グランツーリスモは、ワゴンの『3シリーズ ツーリング』に対して、全長を200mm、ホイールベースを110mm延長。全高も81mm引き上げられた。ボディサイズ拡大のおかげで、室内空間は3シリーズの中でも随一の広さ。とくに後席足元の余裕は、セダンやツーリングに対して、70mm拡大。シートの高さも59mm高められており、見晴しの良さや優れた乗降性を実現した。

今回、3シリーズ グランツーリスモが、2013年3月のジュネーブモーターショー13でのワールドプレミアからおよそ3年半を経て、初の大幅改良を実施。内外装やエンジンを改良し、商品力を引き上げた。外観は、新デザインの前後バンパーをはじめ、ヘッドライトやフォグランプ、テールランプをLED化。室内は、素材の見直しにより、質感を向上。インフォテインメントシステムのアップデートも図る。

欧州仕様のガソリンエンジンは、3種類。中でも、従来の「335i」の後継グレードに位置付けられる「340i」には、新世代の直列6気筒エンジンを搭載。軽量なアルミ製エンジンで、BMWは新モジュラー「エフィシエントダイナミクス」エンジンファミリーと呼ぶ。排気量は従来と同じ3.0リットルで、ターボで過給。最大出力は326hp、最大トルクは45.9kgm。パワーとトルクは335iに対して、20hp、5.1kgm上回る。340iは8速ステップトロニックの4WDの場合、0-100km/h加速は5秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現。それでいて、燃費は旧335iに対して、最大で11%アップしている。

《森脇稔》

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