「第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー」には、子供から大人まで楽しめるユニークな乗り物が多く展示されていた。その一つがフロントライン(本社・東京都八王子市)の「ドリフトトライク」と言っていいだろう。
大きさは全長約95cm、全幅約60cm、全高約65cmで子供用の3輪車としか見えないが、ハンドルを切るとテールを振りながら進む電動ドリフト3輪車なのだ。
「体重が80kgの人も乗ることができるので、大人も楽しむことができます。スピードは5km/h~20km/hの3段階になっています。誰でも簡単にドリフトやスピンができます」と同社の村内俊介社長と話し、実際に乗って見せた。
確かにハンドルを切るだけで、後輪が滑っていくように走って行く。しかも、その動きは非常にスムーズ。4時間の充電で約2時間走ることができるそうだ。価格は4万9800円。同社が設計、デザインし、中国企業に生産を委託している。
「公道を走ることができないので、レシャー施設などを中心に販売していこうと考えています。今回のギフトショーに展示したところ、非常に食いつきが良かったので、年間1万台を販売できればいいと思います」と村内社長は話す。まずはネット販売で様子を見て行くそうだ。