右直事故はトラック側の信号無視が原因、危険運転致死容疑で逮捕

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8月下旬、福岡県粕屋町内の国道201号で発生した軽乗用車と中型トラックの衝突事故について、福岡県警は8日、トラックを運転していた飯塚市内に在住する69歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)容疑で逮捕した。

福岡県警・粕屋署によると、問題の事故は2016年8月24日の午前5時30分ごろ発生している。粕屋町上大隈付近の国道201号(片側3車線の直線区間、交差点に信号機あり)で、交差点を右折していた軽乗用車に対し、対向車線側を直進してきた中型トラック(ミキサー車)が衝突。軽乗用車は側部から路外に押し出されて大破。運転していた福岡市東区内に在住する25歳の男性が死亡。トラックも横転し、運転していた69歳の男も負傷していた。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間で、事故当時も複数台の車両が信号待ちのために停車していた。警察ではこれらの運転者から目撃証言を募ったところ、事故当時は右折側(軽乗用車側)の信号機が青矢印の表示、直進側(トラック側)が赤信号だったことが判明した。トラックは60km/h以上の速度を維持したまま交差点へ進入していた疑いもあり、警察では「故意に赤信号を無視した可能性が高い」と判断。トラック運転者の男を危険運転致死容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「赤信号ではなかった」と供述。信号無視については否認しているという。警察ではさらに事故の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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