8日午前2時30分ごろ、福岡県行橋市内の国道10号で、パトカーに追跡されていた乗用車が対向してきた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。クルマは自走不能となり、運転していた39歳の男は建造物侵入の現行犯で逮捕されている。
福岡県警・豊前署によると、建造物侵入の現行犯で逮捕された39歳の男は8日の午前2時15分ごろ、築上町高塚付近にあるガソリンスタンドの建物へ侵入した疑いがもたれている。
「侵入検知装置が作動した」との通報を受けて駆けつけた署員がガソリンスタンドの敷地内に停車している不審な乗用車を発見。職務質問するために接近したところ、クルマは急発進して逃走したため、署員はパトカーによる追跡を開始した。
クルマは築上町内で対向車と接触。そのまま逃走を続けたが、行橋市稲童付近の国道10号で対向してきた大型トラックと正面衝突する事故を起こして大破。自走不能になったところをパトカーが追いつき、運転していた男を逮捕したという。
聴取に対して男は侵入の事実を大筋で認めており、警察では盗難目的で侵入したものとみて、事件発生の経緯を詳しく調べる方針だ。