ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは9月21日、ドイツで開幕するハノーバーモーターショー16(商用車)において、「48Vエントリーレベル ハイブリッドシステム」を発表する。
ボッシュをはじめ、欧州勢は、48Vのマイルドハイブリッドシステムの実用化に力を入れている。48Vエントリーレベル ハイブリッドは、ブースト回生システムを備えた軽商用車用のシステムとなる。
パワーがいっそう向上したことで、12Vなど従来の電圧レベルをベースにしたマイルドハイブリッドと比べて、より効率的にエネルギーを回生できるようになった。その結果、優れた燃費を実現する。
また、従来のベルト駆動式ジェネレーターの代替手段として48V BRM(ブースト回生マシン)がエンジンを始動させる。ベルト駆動式のスタータージェネレーターは、既存のパワートレインに組み込みやすいという長所を持つ。
ボッシュは、「BRMがジェネレーターとして、制動エネルギーを非常に効率的に電気エネルギーに変換。そのエネルギーを他の電動コンポーネントやブースト機能にも利用できる」と、そのメリットをアピールしている。