4日午後5時30分ごろ、東京都豊島区内にある西武鉄道池袋線の踏切で、踏切内で転倒し、放置されていた自転車に対して通過中の列車が衝突。弾き飛ばされた自転車が踏切の外に出ていた60歳代の男性に衝突した。男性は収容先の病院で死亡している。
警視庁・目白署によると、現場は豊島区南長崎付近にある踏切で、警報機と遮断機が設置されている。60歳代の男性は自転車に乗って踏切を渡っていた際に転倒。直後に警報機と遮断機が作動したことから男性は自転車を踏切内に放置して踏切の外に避難したが、通過した上り急行列車が自転車を踏切外に弾き飛ばし、男性を直撃した。
男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で死亡。他に巻き込まれた人はおらず、列車の乗客乗員にもケガはなかった。
踏切の非常ボタンは使用されていなかったとみられる。警察では目撃者から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。