進路を塞がれて転倒したバイクの運転者、対向車にはねられ死亡

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2日午後7時30分ごろ、埼玉県日高市内の県道で、道路左側のコンビニエンスストア駐車場から出てきた乗用車に対し、後ろから進行してきたバイクが衝突。バイクは衝突の弾みで転倒。運転者は路上に投げ出された直後、対向車にはねられて死亡している。

埼玉県警・飯能署によると、現場は日高市女影付近で片側1車線の直線区間。乗用車は道路左側にあるコンビニエンスストアの駐車場から左折して進出しようとしていたが、右から進行してきたバイクの進路を塞ぐ状態となり、バイクは衝突して転倒。路上に投げ出されたバイク運転者の男性は、直後に対向車線を進行してきた軽乗用車にはねられた。

この事故でバイクを運転していた同市内に在住する29歳の男性は頭部強打などが原因で死亡。警察は乗用車を運転していた同市内に在住する32歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けるとともに、対向の軽乗用車を運転していた同市内に在住する23歳の女性からも同容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い区間。逮捕された男はバイクの接近を認識していたが、漫然と進出していた。警察では安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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