米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は8月中旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、マツダ車の最新の修理状況を明らかにした。
このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがあるという内容。
NHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールにおいて、マツダ車は13万3497個のエアバッグインフレータを交換。修理完了率は、リコール対象全体の13.7%にあたる。
13万3497個の内訳は、運転席側のエアバッグが、8万0331個。助手席側のエアバッグが、5万3166個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が17.4%、助手席側が10.3%」と説明している。