ヤマトホールディングスは、マレーシアに本拠地をおくクロスボーダー陸上幹線輸送会社OTLグループを買収すると発表した。
ヤマトホールディングス傘下の東南アジア地域統括会社のヤマト・アジアが、OTLグループのCKEトランスポート・エージェンシー、オーバーランド・トータル・ロジスティクス・サービス、オーバーランド・トータル・ロジスティクス(タイランド)の3社の株式とベトナム事業を取得することで合意した。
ヤマトグループはこれまで、国際複合輸送サービスを提供してきたが、日本を中心とした航空輸送、海上輸送サービスの提供、各国内でのロジスティクスや小口配送にとどまっていた。
今回の買収によりOTLグループが持つシンガポールからマレーシア、タイ、ラオスやカンボジア、ベトナム、中国と6カ国間を結ぶ約6000kmの幹線輸送ネットワークを取得することで、アセアンと中国におけるクロスボーダー陸上幹線輸送サービスを提供することが可能となる。
また、アセアン各国で展開を進めている小口輸送ネットワークとロジスティクス機能を結合することで、アセアン域内で本格的な小口混載を実現するクロスボーダー輸送サービスを提供する。