米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は8月中旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、ホンダ車の最新の修理状況を公表した。
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今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがある。
NHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールでのホンダ車の修理状況は、656万5550個の交換作業を終えた。修理完了率は、リコール対象全体の39.9%にあたる。
656万5550個の内訳は、運転席側のエアバッグが、411万9668個。助手席側のエアバッグが、244万5882個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が48.6%、助手席側が30.6%」と公表している。