新日鉄住金は、同社のチタン薄板がホンダのモトクロッサー『CRF450R』の燃料タンク素材として採用されたと発表した。ホンダによると、量産二輪車の燃料タンク本体にチタン材が採用されるのは世界初という。
新日鉄住金は、本田技術研究所との連携により、プレス成形性・溶接性・異方性等の加工上の課題に対する技術提案を行った結果、新日鉄住金製純チタンJIS1種材(TP270C)の優れた性質が認められ、今回の燃料タンク本体への採用となった。
モトクロッサーの燃料タンクは、これまで樹脂素材が主流だった。今回ホンダが採用したチタンは、軽く、強く、耐食性に優れた素材で、燃料タンクの軽量化に寄与している。