歩行者2人をひき逃げして逮捕の男、飲酒運転の発覚を恐れたか

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27日午後7時10分ごろ、福岡県嘉麻市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた70歳代の女性2人に対し、交差進行してきた軽トラックが衝突する事故が起きた。2人は死傷。警察はクルマを運転していた59歳の男を逮捕している。

福岡県警・嘉麻署によると、現場は嘉麻市漆生付近で片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。70歳代の女性2人は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた軽トラックに次々とはねられた。

この事故で75歳の女性が全身強打でまもなく死亡。76歳の女性も全身強打の重傷を負い、近くの病院へ収容されている。クルマは現場から逃走したが、警察は後に徒歩で戻ってきた同市内に在住する59歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

逮捕された男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されており、警察では道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑でも調べを進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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