全日空(ANA)や鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県などは、8月29日 都内で「名称付き航空券」を開発・発売することを、“明治維新150年 平成の薩長土肥連合”の説明会のなかで発表した。「年明けには具体的な内容を発表したい」という。
「ニッポンの旅の夜明け」とサブタイトルが付いた「平成の薩長土肥連合」説明会会場には、鹿児島県の三反園訓知事、山口県の村岡嗣政知事、高知県の尾崎正直知事、佐賀県の山口祥義知事、ANA志岐隆史取締役常務執行役員らが登壇した。
「名称付き航空券」とはなにか。登壇した4県1社とも「いままでにない試み、具体的な内容についてはいけないが、年内にはその内容を発表し、発売へと目指したい。来春から使えるチケットになる予定」とだけ伝えていた。知事や関係者は、次のようなコメントにとどめていた。
「さまざまな運賃があるなか、びっくりするような運賃を開発していく。いろいろなところを見て回れる。4県に向かう観光客目線で開発していく」
「ANAと平成の薩長土肥連合のタイアップ。4県の空港発着を主眼においた航空券をANAにつくってもらう。名称についてはANAのなかで調整中」
「ANAが、4県のためだけの航空券をつくってくれる。タイアップだから、たとえばこの新チケットで来た人たちにサプライズがあるとかも考えられる」