ジェットスター・ジャパンは、2016年6月期決算で営業利益が13億円の黒字になったと発表した。2012年7月に就航してから初の単年度黒字となった。前年同期は79億円の赤字だった。
営業収入は前年同期比24%増の522億円と大幅増収となった。期中の搭乗者数(有償)が国内LCC(格安航空会社)として最多となる521万人となった。座席利用率は7ポイントアップの83%と高水準だった。
搭乗者数が好調だったため、計画を1年前倒しで営業黒字化した。経常利益は153億円、当期利益が63億円と黒字化した。
同社は現在、航空機20機を保有して国内外14都市・24路線で運航している。国内線でのLCCとしての旅客人数シェアは53%とトップ。
同社では、中国本土をはじめとする海外都市就航を検討している。また、今年度中に21機目となる機材を導入するほか、2019年までに28機に増強する。