新日鉄住金は、高い品質レベルが要求される自動車用鋼板に対応する薄板を製造する名古屋製鉄所1号溶融亜鉛めっきラインの月間生産量が日本新記録を達成したと発表した。
1号溶融亜鉛めっきラインの合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)の月間生産が5万6050トンを達成した。従来の記録は同ラインが2013年3月に達成した5万4434トンだった。
今回の生産新記録は、操業・設備・生産管理部門が直協一体となって努力と工夫を重ねて過去最高レベルの生産性(能率、稼働率)、生産歩留まりを達成し、1号溶融亜鉛めっきラインの設備能力をフルに発揮できたことが、月間生産量新記録達成につながったとしている。
同社では今後も、引き続き生産性向上対策を推進して、自動車用鋼板をはじめとする鉄鋼製品の効率的・安定的な製造体制を構築するとしている。