ロシアのアエロフロートPJSCが8月23日に発表した1~7月の輸送実績によると、アエロフロート(グループ)の旅客数は前年同期比9.4%増の2410万人、アエロフロート・ロシア航空単体(カンパニー)の旅客数は10.9%増の1620万人だった。
有償旅客キロ(旅客輸送量)はグループが12.2%増、カンパニーが11.3%増を記録。有効座席キロ(旅客輸送力)はグループが8.0%増、カンパニーが8.8%増だった。座席利用率はグループが3.1ポイント増の80.6%、カンパニーが1.8ポイント増の80.5%。
7月の輸送実績も主な項目がいずれもプラス。旅客数はグループが前年同月比5.4%増の440万人、カンパニーが5.3%増の280万人。座席利用率はグループが3.4ポイント増の90.3%、カンパニーが1.7ポイント増の89.5%。外国のエアライン数社がロシア路線を減便したことで、特に国際線が好調だった。
グループは1月から7月にかけて、ボーイング737-800型機4機、747型機4機、777-300ER型機3機、SSJ100型機5機、エアバスA319型機1機、DHC8-Q400型機3機、A320型機5機の計25機を保有機材に加えた。一方、エアバス機11機、ボーイング機5機の計16機を退役させた。保有機材数は7月31日時点で267機。