ボッシュ、日本初のサービスセンター開設…eCallの提供を開始

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ボッシュ(イメージ)
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ボッシュは8月25日、日本初となるサービスセンターを埼玉県志木事務所に開設すると発表した。

新サービスセンターは、2016年末から業務を開始する。日本で提供する最初のサービスは緊急通報サービスのeCall。続いて、コンシェルジュサービスや盗難車両追跡、故障時の支援要請コールなど、そのほかのモビリティサービスの導入も計画している。

eCallは、重大事故発生時に自動的に作動し、24時間体制で稼働するサービスセンターに緊急通報。通報を受けると、サービスセンターのオペレーターがドライバーに連絡を取り、必要に応じて救急サービスと連携し、事故現場にレスキューチームの派遣を依頼する。

コンシェルジュサービスは、ドライバーに実用的な情報を提供するサービス。ドライバーがボタンを押すだけで、コンシェルジュがルートや迂回路についての情報を提供したり、ホテルやレストランの予約を代行する。

盗難車両追跡サービスは、盗難に遭った車両を取り戻すことを支援するサービス。ドライバーから連絡を受けたボッシュのオペレーターがGPSなどから盗難車両の現在位置を突き止め、警察またはその他の機関に通報する。

故障支援要請コールは、車両が路上または自宅で故障し、身動きが取れなくなったときに支援を提供するサービス。代車や代わりの移動手段の手配なども行う。

ボッシュは現在、世界25か所の拠点で7000人の従業員が、30を超える言語を駆使して、モビリティサービスを提供。アジア太平洋地域では中国、インド、フィリピン、ベトナムで合計6か所の拠点を運営している。今回の日本初の拠点開設により、アジア太平洋地域での事業活動を広げ、国際的なネットワークをさらに強化していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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