脇阪:鈴鹿1000kmが注目されるレースだということでもありますし、走りの個性も出るレースだと思います。今も我々トヨタ/レクサスにはたくさんの優秀なドライバーがいますが、高いレベルで揃っているなかから、ひとつポンと上にいく、そういうチャンスがあるレースなんですから、(自分が監督を務めるLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sの)大嶋和也、アンドレア・カルダレッリの両選手にも頑張ってほしいですね。
脇阪:現状、今のレギュレーション的な要素の影響も含め、マシンのポテンシャルで日産が強いのは事実だと思います。でも、レクサスとしては過去2年、鈴鹿1000kmではTOM'Sが連勝していますし、去年まで僕がドライバーとして走っていたLEXUS TEAM WedsSport BANDOH(#19)も昨年の鈴鹿1000kmではいい内容だったと思っています。それに19号車は最近もすごくいいですよね。あそこのドライバーふたり、関口雄飛と国本雄資は今年スーパーフォーミュラでも速いですし、僕のトレーニング仲間でもあるので個人的には注目しています。
SUPER GT第6戦「第45回インターナショナル鈴鹿1000kmレース」は8月27日に公式予選、28日に決勝というスケジュールでの開催となる。27日の夜には脇阪監督もトークショーやデモラン(JGTC時代の愛機スープラに搭乗)に出演予定の前夜祭があるなど、今年も通常ラウンド以上の盛り上がりを見せることは間違いないだろう。
《遠藤俊幸》