パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズは、業界最高となる大容量のアイドリングストップ車用バッテリー「caos(カオス)」シリーズを10月上旬から発売する。
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車の電子化や省燃費技術の進化により、カーバッテリーの電力使用量は増加傾向にある。特にアイドリングストップ車では、アイドリングストップ(エンジン停止)の度、エンジン始動や電装品駆動への電力供給が必要なため、大容量で耐久性の高い専用バッテリーが必要となる。
新製品「caos」は、今回バッテリー内部の極板レイアウトを最適化して材料の充填性を高めたことで、従来品の「caosPRO」の「性能ランク42」から約3割アップの業界最高容量となる「性能ランク55」を実現した。
正極・負極板(グリッド)に使われるシルバー合金の組成を改良し、グリッド径を約20%拡大することで、耐久性と導電性を高めた。導電性向上により、電圧低下を最小限に抑え、寿命末期まで高い電圧を維持できるため、従来品に比べて電池寿命を1.8倍向上した。
価格はオープン価格。
また、アイドリングストップ車用に加えて「標準車(充電制御車)用」(10品番)、「ハイブリッド車(補機)用」(10品番)の「caos」も発売し、用途に適した特性を持つ高性能バッテリーを展開する。