【夏休み】未来の暮らしに役立つロボット、約100体が新宿に集合

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「ペッパー」をはじめ、実際に触れ合えるロボットも数多く並ぶ
  • 「ペッパー」をはじめ、実際に触れ合えるロボットも数多く並ぶ
  • 「暮らしとロボット展」会場入口付近の様子
  • 茶運び人形とその衣装、そして「機巧図彙」(からくりずい)
  • 「ロボホン」のシースルーモデル
  • 「ロボホン」のアイデアスケッチ
  • コミュニケーション・アンドロイド「テレノイド」
  • 「BOCCO」は携帯電話と伝言をやりとりできるコミュニケーションロボット
  • 床下検査ロボット「moogle」

新宿高島屋では8月3日から「暮らしとロボット展」を開催している。すでに市販されているロボット玩具、介護用やコミュニケーション用製品から最先端のテクノロジーまで、合計約100体のロボットが集合。実際に触れることができるものも多いのが特徴だ。

会場は7つのエリアで構成され、入口から「コミュニケーションロボット」、「サポートロボット」、「エンターテインメントロボット」、「ケアロボット」、「未来の暮らしショールーム」、「暮らしとロボット年表」、「ドラえもんと暮らす未来エリア」の順になっている。

「ロボットと暮らす未来の生活を体感できる」というのがイベントの主旨だが、すでに販売され、日常の生活や業務の中で活用されているロボットも多い。そうした展示物はそれぞれの企業のスタッフが説明員を担当しているのがユニークだ。

「未来の暮らしショールーム」では、シャープの家電製品が活躍する生活のデモンストレーションをおこなっていた。同社社員によれば「クラウドやIoTを駆使して情報を蓄積し、ユーザーとコミュニケーションすることで利便性を高めるという魅力は目に見える形で表現できず、家電量販店では特徴を伝えることが難しい。だからこうしたイベントには大きな意義がある」とのこと。

シャープの展示物では他にも「ロボホン」のアイデアスケッチやシースルーモデルなどを見ることができる。またセコムの食事補助ロボット「マイスプーン」やドローン型監視ロボット、大和ハウス工業の床下点検ロボット「moogle」に尿吸引ロボット「ヒューマニー」といった、地味ながらも人に寄り添い生活をサポートする製品も展示されている。

このほかデンソーウェーブの将棋代指しロボット「新電王手さん」、きゅんくんのウェアラブルファッションデバイス「メカフ」といった近未来的なものも。反対に、早稲田大学が開発した人型知能ロボット「WABOT-1」や、かつてトミー(現タカラトミー)が1980年代に販売していた玩具「オムニボット」シリーズなど年配のマニアにとって嬉しい展示物も。

全体的に子供向けから年配者向けまでバラエティ豊かな展示となっていて、来場者も親子連れから年配者まで幅広い層にわたっていた。この展覧会は11階特設会場で8月14日まで開催されている。入場料は一般500円、高校生大学生300円、中学生以下無料。

なお会場内では会期中にさまざまなイベントも開催。ロボットクリエイター高橋智隆氏のトークショー(6日)、「ヘボコンカップ」(13日)、ロボットサッカーの「KONDO CUP」(14日)などが開催される予定。

《古庄 速人》

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