日本精工が発表した2016年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、税引前利益が前年同期比44.6%減の146億6800万円と大幅減益となった。
売上高は同7.7%減の2318億1800万円と減収となった。自動車事業の国内は軽自動車販売の不振や熊本地震の影響があったものの、売り上げは横ばいだった。米州は電動パワーステアリング、軸受ともに増加した。中国は小型車優遇税制の効果もあって堅調に推移し、その他アジアは全般的に増加した。ただ、為替換算の影響もあって減収となった。
営業利益は、産業機械関連事業が大幅減益となったため、同44.9%減の146億3700万円と減益となった。四半期純利益は同30.6%減の125億4500万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。