三菱重工業は、メキシコ連邦競争委員会から、カーエアコン用コンプレッサの取引で価格カルテルを結んでいたことが、「経済競争に関する連邦法」(メキシコ競争法)に違反するとして、課徴金賦課を決定したと発表した。
同社のカーエアコン用コンプレッサの価格カルテルについては2013年9月26日(米国東部時間)、米国司法省と司法取引で合意している。
今回、メキシコ競争法に違反の疑いがあるとして、メキシコ連邦競争委員会から調査を受けていたもので、同社は調査に全面的に協力してきたとしている。
同社では、過去の行為がメキシコ競争法に違反するとの認定を受けたものの、調査開始以前に既に違反の疑いがある行為を取り止めており、メキシコ連邦競争委員会に対して減免申請し、その要件の充足が認められたことから、賦課される課徴金の減額が認められたとしている。
課徴金の支払いによる今期の連結業績予想に変更はないとしている。