日本航空(JAL)が発表した2016年4~6月期(第1四半期)連結決算は、売上高が前年同期比4.8%減の2972億円と減収だった。
国際線旅客は、欧州テロなどの影響もあって日本発の需要が低迷した。
国内線旅客は、熊本地震の影響があったものの、九州域内の地上交通機関を補完するため、福岡=鹿児島線を中心に多数の臨時便を運航したほか、地震復興を応援する取り組みとして九州発着路線に特別運賃を設定したことなどから微減にとどまった。
国際・国内貨物は輸送需要が低迷した。
営業利益は同39.1%減の220億円と大幅減益となった。経常利益は同49.8%減の197億円、四半期純利益は同54.9%減の147億円と大幅減益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。