三井不動産リアルティは、機械式の無人IC定期券販売機を備えた駐輪場システムをマースウインテック社と共同開発、三井のリパーク駐輪場事業にて、同システムを利用した無人月極め駐輪場を全国展開していくと発表した。
近年、駅前周辺駐輪場の慢性的な不足により、迷惑駐輪、放置自転車などが社会問題となっている。 今回、三井のリパークでは、これらの問題を解消するため、駐車場事業のノウハウを元に、運営コストが抑えられる無人管理方式で、かつ土地を有効活用できるコンパクト型駐輪場システムを共同開発した。
今回開発したのは、ICカード定期券の発行・更新から入出庫管理まで、無人で運営できるゲート式の駐輪場システムだ。これにより、低コストでの機器設置や無人での低コスト運営を実現。従来月極め駐輪場としては運営が成り立たなかったケースでも、展開することが可能となった。
同社では、第1号事業地として、試験運用を兼ねて神奈川県横浜市の「三井のリパーク」JR中山駅前駐輪場(81台)に導入。開業3日間で月極め部分が満車となるなど、利用者から高評価を得ている。