スーパーの陳列ケースなどアクリル製品を製造する中小企業、神谷プラスチック製作所(本社・東京都北区)は「第7回DESIGN TOKYO」に畑違いの製品を出品した。それはロードレーサー用の自転車スタンドで、デザイン性を重視したという。
「これまで取引先の意向で製品をつくってきましたが、自社ブランドのものを何か製作したいと考え、ロードレーサー用のスタンドをつくってみました。いろいろな人の話を聞くと、自転車を室内に置いて眺めている人も多いとのことで、インテリアとしてもいいものにしました」と同社関係者は説明する。
「アールステージ」と名付けられたそのスタンドは、丸みをおびた底にタイヤを挟む金属製のスタンドが立っている。非常にシンプルなものだ。「自転車を目立たせるために、スタンドの存在感をできるだけ消した」そうだ。
お客の要望に合わせたオーダーメイドも可能で、世界に一つだけのスタンドをほしい人にとってはうってつけと言える。価格は無色透明のものが4万8000円、色つきのカスタムベーシックが6万2500円、オーダーものが6万4500円から。底面には床を傷つけないようにラバーマットが貼ってある。