米国の自動車最大手、GMは7月21日、2016年第2四半期(4-6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、第2四半期の売上高は423億7200万ドル(約4兆4785億円)。前年同期の381億8000万ドルに対して、11%増とプラスに転じる。
また、第2四半期の純利益は、過去最高の28億6600万ドル(約3030億円)。前年同期の11億1700万ドルに対して、およそ2.5倍の大幅な増益となった。
大幅な増益となった背景は、北米市場において、景気回復やガソリン価格の下落により、利幅の大きいSUVやピックアップトラックの販売が好調だったため。欧州事業も新車販売が回復し、4半期としては5年ぶりに黒字を計上した。
GM取締役会のメアリー・バーラ会長兼CEOは、「GMにとって、記録的な4半期業績。米国や中国での力強い販売が、この結果を生み出した」とコメントしている。