ドイツの高級車、メルセデスベンツは、スペイン工場の生産能力を増強すると発表した。
生産能力を増やすのは、スペイン・バスク州のビトリア工場。ビトリア工場は、メルセデスベンツの商用車の生産拠点。1950年代初頭に建設され、2003年からは『ビトー』と、その乗用モデルの『ビアノ』(日本名:『Vクラス』)を生産している。
今回、メルセデスベンツは、スペイン・ビトリア工場の生産能力の増強を発表。これは、新型ビトーと新型Vクラスの販売が2016年第1四半期(1-3月)、前年同期比60%増と大きく伸びたことを受けての対応。
具体的には、スペイン・ビトリア工場に2016年、最大で4100万ユーロを投資。2016年10月から、第3シフトを導入し、増産体制を敷く。
ダイムラーのメルセデスベンツ商用車担当、フランク・クレイン代表は、「ビトーとVクラスを擁し、中型車セグメントをメルセデスベンツ商用車の第2の柱に変えていく」と、意欲を示している。