三重県亀山市に本社を構えるギルトデザインは「第27回国際文具・紙製品展(ISOT2016)」に洒落たジュラルミン製の名刺ケースを出品した。1個1個高精度マシニングセンターによる削り出しで制作したもので、8月から発売するという。
同社は元々二輪のアフターパーツメーカーで、ホイールスイングアームやバックステップなどアルミを主体としたパーツを製作していた。しかし、国内の二輪市場は低迷を続け、アフターパーツの売り上げも減少していった。
そこで、自社の切削技術を活かした新たな活路を模索。ジュラルミン製のiPhoneケースを製作、販売した。「これはずいぶんと売れましたが、機種が変わると、それに合わせてつくる必要があり、またそれまでのものが売れなくしまったのです。それで、長く使ってもらえるものをと考え、名刺ケースをつくることにしたのです」と同社関係者は話す。
しかも、この名刺ケースには名刺を出し入れしやすいように工夫もされている。例えば、4個の極小ベアリングを使用し、スムーズにケースを開け閉めできる。また、取り出し口は3D切削加工によって滑らかに名刺を取り出すことができる。
価格は9180円~9720円。評判が良かったら、種類を増やしていくそうだ。