オートバイ、自転車、クルマを中心にしたライフスタイルマガジンを発行する、株式会社 Voice Publication(ボイス・パブリケーション)主催のイベント「NAVI CAFE MEET in Nagano」が7月10日、長野県の長和町にあるブランシュたかやまスキーリゾートで開催された。
クルマ離れや出版不況などがささやかれる昨今にあって、様々な角度から意欲的にモビリティライフを演出する雑誌を世に送り出している出版社 Voice Publication。自動車、オートバイ、自転車、それぞれに特化したイベントは全国で開催されているものの、わけ隔てなくこれらすべてを対象に呼び掛けての、ミーティングというのはまだ珍しい。当日は幸いにも梅雨の晴れ間、天気にも恵まれ、比較的標高の高い会場も、かなり気温があがり、初夏の陽気のもとの抜群のミーティング日和のもとでの開催となった。
会場となったブランシュたかやまスキーリゾートは、上田から茅野に抜ける旧中山道沿いに位置し、十分なドライブコース、ツーリングコースを経由しつつアクセスできる場所で、中央道、上信越道の各方面からも比較的至便な立地ということもあり、関東圏ばかりではなく、関西圏などからも読者を中心にが大勢が参加した。ただ、クルマ・バイクにとってはドライブコース、ツーリングコースの先であったものの、自転車でとなるとなかなか距離が遠いという参加者も少なくなく、クルマに自転車を積んで参加した人も散見された。
会場は冬季にはスキー場であるだけに、もちろん冬のスキーシーズンには賑わいを見せるが、心地よい気候が魅力的な高原ながら、施設としては夏は閑散期にあたり、この時期のイベント会場としては恰好のロケーションだ。雪深い冬季と違い、アクセスは断然容易な夏のこの時期に、一人でも多くの人にその魅力を知ってもらおうと、地元長和町の全面的な協力もあっての開催となった。
多くの二輪メーカー、自動車メーカー、タイヤメーカーなどの協賛ブースも設けられ、最新モデルに触れられrt機会や、安全に楽しくバイクを楽しめるライダーズ教室、広大なゲレンデを使っての最新の電動アシストマウンテンバイクの試乗会や、ゲストを招いてのトークショーなども催された。また、会場には地元信州の味覚を楽しめるキッチンカーも出店。参加者は思い思いに一日を過ごしていた。
株式会社 Voice Publicationの代表でもある、『NAVI CARS』河西啓介編集長は「地元長和町や、協賛企業の協力もあって、今回初めてブランシュたかやまスキーリゾートで開催することができました。様々なモビリティのジャンルを超えての交流もできるイベントができるのは私たちの強みかもしれません。来年以降も開催していき、誌面以外のリアルな場として、もっと多くの交流が生まれる機会を作っていければ」と、次回以降の開催に対しての意欲的だ。