スリップした観光バスがトンネル壁面に衝突、12人が負傷

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9日午前9時35分ごろ、福島県西郷村内の国道289号で、トンネル内を走行していた観光バスが路外に逸脱。道路右側の壁面に衝突する事故が起きた。この事故でバスに乗っていた12人が負傷している。

福島県警・白河署によると、現場は西郷村真船付近で片側1車線。観光バスはきびたきトンネル(全長1020m)を走行中に左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。道路右側の壁面部に衝突した。

衝突によってバスは小破。乗客10人と添乗員2人が座席から投げ出され、打撲などの軽傷。運転者にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

トンネル内の路面は濡れており、聴取に対して運転者は「スリップしてしまった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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