ボーイングと全日本空輸(ANA)は、ANA仕様の『787-9』型機ドリームライナーのデモンストレーション飛行を空中撮影したビデオを公開した。
機体は、イギリス・ファンボローで開催される「第50回ファンボロー国際航空ショー」で、7月11日~13日にデモンストレーション飛行を行うもの。
ANAでは、日本の航空会社として初めてファンボローショーでのデモンストレーション飛行に参加する。これを記念して787-9型機の機体には、日本を象徴する「富士山」と「桜」のデカールを貼り付けて飛行する。
今回公開したビデオに納められているデモンストレーション飛行は、ボーイングの熟練テスト・パイロットらにより、米ワシントン州モーゼスレイクで実施された。
エアショーで披露される787-9型機は、7月下旬にANAに納入される予定で、ANAの13機目の787-9型機、49機目の「787」型機となる。
ボーイング787-9型機ドリームライナーは、787型機ファミリーの2機目となる派生機で、代替する航空機と比較して燃料消費量とCO2排出量を20%削減する一方、座席数と貨物積載量を増やしながら航続可能距離を延長している。