欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループと韓国のLG電子は7月6日、次世代のコネクテッドカーのサービス基盤を、共同で研究開発することで合意した、と発表した。
コネクテッドカーとは、車をインターネットと接続させ、スマートフォンのように外部と通信ができるようにした車を指す。次世代の自動車技術として、各社が開発に力を注ぐ。
フォルクスワーゲングループとLG電子の主な合意内容は、コネクテッドカーおよびスマートホームに関する技術を共同開発。外出先の車から、住宅の照明やセキュリティシステムなどを遠隔操作できるようにする。
また、ドライバーにリアルタイムでメッセージを送信できる機能についても共同開発。コネクテッドカー向けの次世代インフォテインメントシステムの開発にも、共同で取り組む。
フォルクスワーゲングループのエレクトロニクスおよび車両研究部門のトーマス・フォーム代表は、「LG は強固で信頼できるパートナー。LGとの協業に期待している」と語っている。