外国人も分かりやすい案内用記号を検討…JIS改正

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案内用図記号(ピクトグラム)
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経済産業省は、案内用図記号(ピクトグラム)のJISを、日本人だけでなく外国人観光客にも、より分かりやすい内容に改正すると発表した。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、外国人観光客の増加が見込まれており。外国人観光客などが円滑に移動しやすい環境整備の実現が求められている。言葉によらない目で見るだけで案内を可能にする案内用図記号(ピクトグラム)のJISを、日本人だけでなく外国人観光客にも、より分かりやすい内容に改正するため、「JIS原案作成委員会」で検討していく。

現在JISには約140種類の図記号が規定されているが、日常の生活環境で使われている図記号が多くある。今回は、年々増加する外国人観光客などに必要と思われる、新しい図記号の追加について、審議する。既存のJISの図記号については、国際規格との整合化の観点から審議する予定。

今年度中にJISの原案を作成、2017年度夏頃JISを改正する予定。JISは任意規格だが、法令への引用や、公共の交通機関等でもJISによる案内用図記号を活用しているケースが多く、広範囲に効果がある見通し。このため、JIS改正後、関係省庁、地方自治体、関係機関などとも連携して周知・普及を図る。

《レスポンス編集部》

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