スズキは6月29日の取締役会で、CEO(最高経営責任者)を鈴木俊宏社長(57)が兼務することを決めた。同日の定時株主総会で鈴木修会長(86)がCEOを辞任したことに伴う措置。
スズキは6月8日に燃費データの不正問題を受けた社内処分として、6月29日付での鈴木会長のCEO辞任や技術担当だった本田治副社長の取締役辞任を内定していた。鈴木社長は昨年6月末から務めるCOO(最高執行責任者)職についても兼務する。
鈴木修氏は引き続き代表権のある取締役会長職を続ける。また、取締役を退任した本田氏は技監に就いた。