スズキの稲川誠一元会長が6月28日、死去した。90歳だった。稲川氏は1945年に鈴木式織機(現スズキ)に入社。技術部長を経て73年に取締役となり常務、専務を歴任した後の87年から93年まで会長を務めた。鈴木修会長と同世代で、修氏による『アルト』など軽自動車の開発を技術面から支えた。葬儀は7月5日午前10時からスズキと稲川家の合同祭で、静岡県浜松市中区住吉1-11-23のイズモホール浜松貴賓館で行う。喪主は長男、雅久(まさひさ)氏。