2015年9月に発覚した排ガス不正問題以降、パワートレインの電動化を進めているフォルクスワーゲングループ。同社が、さらなる電動化車両の投入計画を公表した。
これは6月16日、フォルクスワーゲングループがドイツで発表した2025年までの中期経営戦略、「TOGETHER」の中で明らかにしたもの。同社は、「2025年までに、電動化車両を30車種以上、投入する」と発表している。
フォルクスワーゲングループは、「eモビリティ」の推進に力を入れている。同社は排ガス不正問題が起きて以降、パワートレインのEVやプラグインハイブリッド車(PHV)へのシフトを早める戦略を掲げてきた。
フォルクスワーゲングループは現在、製品ラインアップ中に、EVとPHVを合わせて、およそ10モデル展開。2020年までには、さらに20車種を追加する予定としていた。今回、これを一歩進め、2025年までに、電動化車両を30車種以上へ拡大する。
同社のマティアス・ミュラーCEOは、「フォルクスワーゲングループは、さらに燃費や技術革新などを重視していく」と述べている。