スズキは8日夕方、燃費データ不正問題で国土交通省に追加報告。同省に求められていた責任の明確化について、次のような処分を決めた。
鈴木修代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)は、次期株主総会でCEOを辞退。技術統括の本田治副社長は同じく総会で退任する。総会は今月29日を予定する。
また、経営責任に応じて役員報酬を減額する。15年度の賞与を代表取締役と取締役は辞退、専務役員と常務役員は50%を減額。
16年7月以降の月額報酬については、40%(代表取締役会長)~20%(取締役と担当役員)を6か月間減額する。また社外取締役、専務役員と常務役員についても10%を3か月の減額とする。監査役も新任を除き10%を3か月間自主返上する。
さらに、四輪技術本部のカーライン、四輪エンジン第二設計部、技術管理本部放棄認証部に関係した管理職(10年4月~現在)を、就業規則にそって処分する。
役員報酬の減額(6か月間)
代表取締役会長...40%
代表取締役社長...30%
代表取締役副会長...25%
取締役と担当役員...20%