ボルボの歴史を変えた850シリーズ、発売25周年を迎える

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ボルボの名を一躍有名にした名車『850』シリーズが、まもなく発売25周年を迎える。

850GLTは『240』シリーズの後継モデルとして、5年の歳月をかけて開発。ストックホルム・グローブ・アリーナで1991年6月11日にワールドプレミアされた。世界初となる横置き5気筒エンジンを搭載したほか、従来のボルボデザインも刷新。さらに、ボルボ独自のデルタリンクリアアクスル、サイドインパクト・プロテクション・システム(SIPS)構造、自動調節式フロントシートベルト、合計4つの世界初を備えるなど、ボルボの歴史を変えた1台として、今なおその影響は大きい。

850シリーズは、重要なバリエーションとなるエステートモデルを1993年2月に発表。その後も様々なエンジンバリエーションを展開する形で拡大していった。中でも1994年のジュネーブモーターショーで公開されたイエローカラーの「T-5R」は、大きな注目を集めた。1995年、ボルボ850は量産車として世界初のサイドエアバックを搭載。1996年にはボルボ初の4輪駆動モデル「850 AWD」を発売した。

そして、1996年に850シリーズは惜しまれつつ最終年を迎える。1997年、850シリーズに大幅な改良が施され、サルーンモデルは『S70』に、エステートモデルは『V70』へと名称も変更された。ボルボの歴史を変えた850シリーズ、派生モデルを含め累計136万0522台が製造された。

《纐纈敏也@DAYS》

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