しかし“Mirror Media MM-1”も、「音源を正確に再現すること」、「これからのカーオーディオに必要なこと」が“ゼロベース”から検討され、結果自然な成り行きで形にされただけの製品だったのだ。
CDのような“回転メカ”は、走行することで発生する振動の影響を受け、データの読み取りエラーが発生しやすくなったり、データを読み取ることができなくなり、音飛びが発生するため、カーオーディオには不向きだ。そして、多くのCDメディアを車内に持ち込むこともナンセンス。さらに最近では異形インパネの採用が進み、メインユニットの交換が困難になりつつある。これらを踏まえて、音の良いカーオーディオ・メインユニットを構築しようとした当然の結果として、“Mirror Media MM-1”は生まれたに過ぎなかった。
さらには、権威あるメディアからの評価も獲得する。“Confidence”は『AUTO SOUND』誌(ステレオサウンド)の“THE BEST BUY 2002-2003”のスピーカー部門(10万円以上)において第1位を獲得し(以後4年連続で第1位)、『Sound Up』誌(交通タイムス社)の“2003 COMPONENT BEST BUY”のフロントステージ部門でも第1位に輝いた(以後6年連続で第1位)。
また、“Mirror Media MM-1”はなんと、2006年の1月にアメリカ・ラスベガスで開催された“International CES 2006”にて、『Innovation Award』(Vehicle Audio Electronics category)を受賞。さらに2010年には”Confidence Bianco Fuji”が欧州EISAアワードを受賞し、音質だけでなく販売実績なども評価された。こうして『BEWITH』製品は、日本で、そして世界で確固たる地歩を固めていくこととなる。
『BEWITH』は、2014年の2月に、“BEWITH Royal Ensemble(ビーウィズ・ロイヤル・アンサンブル)”という名の、12年間の歩みを集大成した記念碑的なフルシステムを発表している。音源を正確に再現するために、デジタルプロセッサー『AZ-1』の特別版、『AZ-1CC Sunrise』を核とする、「無制限・無差別級のスーパーHi-Fiサウンドシステム」である。