1990年代に女性ロードレースライダーとして活躍した井形ともさんが、11月27日にドイツのベルリンで開催されるFIMガーラセレモニー(年間表彰式)で、FIM女性レジェンドライダーとして表彰を受けることが決まった。
FIMガーラセレモニーは、現役GPチャンピオンたちとともに、過去にモータースポーツに貢献したライダーが表彰されるもので、井形ともさんは、女性ライダーとして、GPに2年間フル参戦し、女性最高位を達成した功績により、日本人として初めて表彰されることになった。
井形ともさんは、現役を退いた後は、実姉で、女性ロードレースライダーの草分けとして活躍した井形マリさんが設立した、女性ライダーのクラブである「チームマリ」を継承。2010年にはチームマリの代表に就任し、二輪の普及活動を開始。現在は、チームマリの活動を通じ、毎年500名規模の女性ライダーに対して二輪の安全運転講習活動を行い、バイクを長く楽しむ女性ライダーを増やしていくための啓蒙活動を積極的に展開している。