定員オーバー車で転覆、7人が重軽傷 運転者は免許取得直後

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5月28日午前3時10分ごろ、滋賀県米原市内の県道を走行していたRVが対向車線側へ逸脱。道路右側の縁石に接触し、その弾みで転覆する事故が起きた。この事故で1人が死亡。運転していた18歳の少年を含む6人が重軽傷を負っている。

滋賀県警・米原署によると、現場は米原市岩脇付近で片側1車線の緩やかなカーブ。RVはカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側の縁石に接触し、急ハンドルを切った弾みで横転。さらに転覆したものとみられる。

事故によってクルマは中破。乗っていた17-19歳の男女7人のうち、後部荷台部分に同乗していた19歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。運転者を含む6人が骨折や打撲などの重軽傷を負った。警察はクルマを運転していた18歳の少年を翌29日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕している。

事故を起こしたクルマの定員は5人だが、事故当時は荷台部分に3人が乗るなど定員外乗車の状態だった。また、運転していた少年も3月に免許を取得したばかりだったという。聴取に対しては「スピードを出しすぎていた」などと供述しており、警察では道路交通法違反容疑でも事情を聞くなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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