予選2位には2010年王者の#19 J-P.デ.オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)がつけた。3位には今季復活基調にある優勝経験者#10 塚越広大(REAL RACING)が入り、ホンダ勢最上位。塚越のチームメイトで、やはり優勝経験者の#11 伊沢拓也も4位と、REAL RACINGの実力者コンビ躍進が目立つ予選結果となっている。予選5~6位もホンダエンジン搭載車の優勝経験者で、5位が#40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、6位には2013年王者で開幕2連勝を狙う#16 山本尚貴(TEAM 無限)。
注目新人#41 S.バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)は「ギヤボックス関連の問題があった」とのことで予選16位。また、#8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS/トヨタ)は「まだ原因不明です」という不調に陥り、予選17位に終わった。他者のグリッド降格ペナルティがあるため、明日は8列目に15番バンドーン、16番可夢偉と並んでのスタートになると見込まれる。
バンドーンは「このコースでの追い越しは不可能に近いと思うけど、とにかくベストを尽くしてやってみる。明日は雨の可能性もあるし」と語る。可夢偉は「明日(のレース)は雨です」と断言し、「雨なら自信あります」。彼らの追い上げぶりも興味深いところだ。そして、VANTELIN TEAM TOM'S(エンジンはトヨタ)の超強豪コンビ、#37 中嶋一貴(予選9位)と#36 A.ロッテラーが(同12位)中団グリッドからそれぞれどんなレースを見せるかも要注目である。