記念すべき100回目を迎えるインディアナポリス500マイル・レースを3日後に控えた26日、佐藤琢磨が決勝用スペシャルカラーのヘルメットを公開し、決勝への抱負を語った。
以下、佐藤琢磨のコメント
「100回大会を記念する意味でイエローゴールドをベースに青色はブルートパーズを描いています。ブルートパーズはあらゆる条件でチャンスを引き寄せるという宝石なんです。ボーグワーナー・トロフィーの絵も描かれています。僕がイエローのヘルメットを被るのは初めてだと思いますね。
明日のカーブデイでテストして決勝に向かいます。どういうふうに見えるのか僕も楽しみです。月曜のプラクティスが最後の走行になったのですが、その後もエンジニアからはメールで報告を貰い、昨日はミーティングをしてプラクティスで得たもの、予選で得たものを分析、解析して復習して明日のカーブデイ(最終プラクティス)に備えて車をファインチューンしている所です。
少し時間は掛かってしまったけれども今、大分いいレベルまで来たと思いますし、ポジティブに感じています。明日も更に日曜も暑くなりそうなので、その辺を考慮しながら慎重に車を作っていきたいと思います。
(12番手のスタート位置は)非常にクォリティの高いドライバーたちに囲まれているので、まず前半の100周はキッチリと車をその日の条件の中で理解していって戦える準備をしていきたい。
残りの100周で常にトップ10に居ることは大事だとは思いますけれど、少しずつ順位を上げて行って最後のふたつのスティント(約60周)は非常に熾烈なバトルになると思うのでその時に思い切りいけるような状態にしたいと思います」。