【NEW環境展16】創業358年の守隨本店、車の重量を計れる画期的な秤を披露

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守隨本店が開発した秤「スーパーJUMBOマックス」
  • 守隨本店が開発した秤「スーパーJUMBOマックス」

名古屋市に本社を構える守隨本店は「2016NEW環境展」に画期的な秤を披露した。それは「スーパーJUMBOマックス」と名付けられた秤で、約1m四方の大きさのパッドに車のタイヤを乗せるだけで、その車の重量が計れてしまうのだ。

同社は創業以来、秤をつくっている会社で、その歴史は古く、今年で358年を数える。「甲斐の虎」との異名を持つ武田信玄とつながりを持ち、徳川家康とゆかりがある。「他社がつくれない秤をつくる」をモットーにこれまで100種類以上の秤を開発してきた。

そんな一つが今回披露したスーパーJUMBOマックスだ。「2枚のパッドの上に車の前輪を乗せて計り、そして次に後輪を乗せて計れば、車の総重量が出てくるようになっているんです。計れる車の種類も軽トラからトレーラーまでなんでも大丈夫です。過積載かどうか調べる時に非常に便利だと思います」と同社関係者は説明する。

その誤差は±0.1%だそうだ。しかもパッドは1枚26kgと持ち運びが可能で、パッドを置くだけでどこでも簡単に計測することができる。そのうえ、無線式なので面倒な配線の必要もなく、車の重量が手元のデータボックスに表示されるようになっている。その画面は4.3インチフルカラーTFT液晶画面で非常に見やすい。そして、計測したデータはすぐにUSBメモリーに取り込むことができ、レシートの発行も可能だ。価格はパッド2枚とデータボックスのセットで195万円。

同社では「秤は固定式から移動式へ」をコンセプトに、今後もこれまでにない画期的な秤を開発していくそうだ。

《山田清志》

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