米国の自動車最大手、GM。同社が米国で販売中の一部車種の燃費を誤表示していた件で、顧客への補償を行うことが分かった。
燃費を誤表示していたのは、シボレー『トラバース』、ビュイック『アンクレイブ』、GMC『アカディア』の中型SUV3車種。いずれも、3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジン搭載車で、実際よりも1ガロン当たり最大2マイル(約0.9km/リットル)燃費を良く表示していた。
GMは、「誤表示は単純なミスで、意図的なものではない」、との立場。しかし5月20日、GMはすでに米国で販売した分について、顧客にガソリン代の差額を補償することを決めた。
GMによると、顧客に対する補償額は、450ドル(約5万円)から1500ドル(約16万5000円)。
米国では、およそ13万5000人の顧客が対象。補償の総額は、1億ドル(約110億円)に達すると見られる。