ボーイング、777X型機複合材主翼の製造施設を開設

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ボーイング、777X型機複合材主翼の製造施設を開設
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ボーイングは5月20日、米国ワシントン州のエバレット工場敷地内に、新型旅客機777X型機用の複合材主翼センター(CWC)を開設した。

CWCは777X型機複合材主翼の製造施設で、最終組み立て工場の北側に造られた。ボーイングは建設・各種設備の設置に10億ドル(約1100億円)以上を投資。完成した新施設は、エバレットがあるピュージェット湾周辺地域で働く数千人の雇用を支えることになる。

777Xファミリーは、777-8X型機と777-9X型機からなる。777-8X型機は、座席数が350~375席、航続距離が9300海里(1万7224キロ)以上で、エアバスのA350-1000型機と直接競合する。また、777-9X型機は、座席数が400~425席、航続距離が8200海里(1万5186キロ)以上。

ボーイングは5月20日現在、ANA、キャセイパシフィック、エミレーツ、エティハド航空、ルフトハンザ、カタール航空の計6社から777X型機320機の受注・発注確約を獲得している。生産は2017年開始予定で、2020年の初号機納入を目指す。

《日下部みずき》

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