エアバス、アメリカン航空に米国工場からA321を納入

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エアバス、アメリカン航空に米国工場からA321を納入
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エアバスは5月17日、アメリカン航空に米国アラバマ州モビールの最終組み立て工場からA321型機を納入した。同航空に米国の最終組み立て工場で生産したエアバス機を引き渡したのは初めて。

エアバスはトゥールーズ(フランス)、ハンブルク(ドイツ)、天津(中国)に最終組み立て工場を置いているが、4年前に米国内初の最終組み立て工場をモビールに建設することを発表。単通路型機を生産する工場は昨年9月、稼働を開始した。アメリカン航空は、エアバス機が米国で生産されることで、納入までのプロセスを簡素化できると歓迎している。

アメリカン航空のA321は4月19日、初飛行を実施。同航空は、世界中のどのエアラインよりも多くのエアバス機、A321を運航している。エアバスの重役は、今回納入したA321を「非常に特別な航空機」と表現し、今後もモビール工場から多くの機材の引き渡しを実施していくと強調した。

エアバスは来年末までにモビール工場から月産4機を納入することになると予想。また、しばらくはA320ceoファミリーの納入が続き、来年後半から新型エンジン「ニュー・エンジン・オプション」を搭載したA320neoファミリーの引き渡しが始まるとしている。

《日下部みずき》

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